ダイウイキョウ|星形の果実と、皮膚細胞の研究
NACHARALの薬箱|植物と肌の研究ノート
星のような形の果実で知られるダイウイキョウ。八角、スターアニスという名前でも親しまれています。香辛料としての印象が強い植物ですが、抽出物が皮膚細胞の炎症に関わる反応へ及ぼす影響も調べられています。
植物の基本情報
ダイウイキョウ/Illicium verum/マツブサ科/注目する原料:植物抽出物
皮膚細胞と免疫細胞の接点
炎症が起きるときには、細胞同士の接着や、免疫細胞とのやりとりも関係します。2013年の研究は、培養した人の角化細胞であるHaCaT細胞を使い、IFN-γという刺激で増えるICAM-1に着目しました。ICAM-1は、細胞の接着に関わる分子です。[1]
抽出物を加えると、どう変わった?
ダイウイキョウ抽出物によって、ICAM-1の発現やT細胞の接着が抑えられたと報告されています。JAK2・STAT1という細胞内の情報伝達経路との関わりや、p-アニスアルデヒド、trans-アネトールなどの成分も検討されました。[1] 皮膚の炎症反応を分子レベルで理解するための研究です。
肌への効果として言える範囲
培養細胞で観察した結果を、肌に塗ったときの効果としてそのまま扱うことはできません。人の肌荒れ、赤み、乾燥が改善するかどうかは、この論文では確かめられていません。また、実験に使った抽出物と、精油や個々の化粧品原料の濃度・組成は分けて確認する必要があります。
名前と原料を確かめる
香辛料として食べること、香りを楽しむこと、化粧品として使うことでは、使用量や条件が異なります。研究を紹介するときはIllicium verumという学名まで確かめると、似た名前の原料との混同を避けられます。星形の姿だけでなく、細胞の反応からも、この植物を知ることができます。
参考文献
文献確認・更新:2026年10月25日。公開された一次研究から、原料・試験方法・結果を整理しました。抄録確認と記した文献は、全文の詳細を確認していません。すべての研究を網羅した評価ではなく、NACHARAL製品の効果を検証したものでもありません。肌に用いる製品は表示された使用方法に従い、異常が出た場合は使用を中止してください。

