NACHARALの薬箱ーよもぎー
NACHARALの薬箱、今回はよもぎをご紹介します。
よもぎは、日本各地に生息しており、草餅や草だんごなど日本の伝統的な食事に利用されていることから、日本人にもっとも馴染み深い薬草ではないでしょうか。
百人一首に次のような一句があります。
かくとだに
えやは伊吹のさしも草
さしも知らじな
燃ゆる思いを
さしも草とは、よもぎの別名で、
お灸に用いるもぐさを指します。
伊吹山のさしも草のように燃える自分の思いがそれほどまでに強いとは、
あなたは知らないでしょう、
といった意味になります。
(情熱的ですね!)
現在でも滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山周辺で栽培されたよもぎがお灸の原料にされていますが、平安時代頃にはすでに栽培が始まっていたということにも驚きます。
アイヌの人々はよもぎは邪気を祓う魔除けのハーブとして活用されてきたそうですよ。
五行陰陽説ではよもぎは温性とされ、
血液の循環を良くして体を温める作用が
あるとされています。
わたしも身体を温めたいときにお茶や入浴剤として活用したりハーブボールに多めに配合したりと日常生活にも取り入れています。
※ご紹介した内容は複数の書籍等の記載を確認し作成しましたが、販売する商品の効能・効果を示すものではありません。